
秘密基地レンタルスペースうたかたができるまでのストーリー
身を寄せ合って生きてくしかねえ!
コロナ禍で世の中がなんだか変な方向へ、
さらには10年後には財政破綻すると言われる京都市で生きる私たち。
テレワーク、ソーシャルディスタンス、マスク、おうち時間、感染症予防のためとは言え、大切なものを失いゆく社会。
人として大切な、「人とのつながり」「五感を通じた体験」「挑戦」「楽しさ」そして「はかなさ」
それらが日に日に薄れていくような、なんとも言えない不安を感じた赤峯であった。
どうやって生きてこ、、。
と、そんな時に同じようなことに疑問を持つ尾崎がいた。
話をしているうちに赤峯は尾崎を誘ってみることに。
自分たちでなんとか生きていく場所作るしかなくない?!
一緒に作ろ!!
それを聞いた尾崎は、、、、
2秒で快諾。
とりあえず探そう
・
・
・
そんなこんなで何件も内覧に行った私たち。
しかしなかなか使えそうな物件が見つからず、、、。
あまりにも傷みがひどい物件や、アクセスのあまりに悪い物件、とんでもなく高い物件、自分たちがやろうとすることにはマッチできない物件など様々、、、。
セミの抜け殻が部屋の中にある物件とか本当にありました。
しかもホコリかぶってるし、何年前のセミなんだろう。
この家は何年この状態だったのだろう。
これが後になって響いてくるとは、、、。
・
・
・
歩いて探すか
もう本当にどうしていいかわからなかったので、とりあえず歩いて探すことに。
空いてそうな物件を見つけて問い合わせたり、売り物件を見つけたら電話したり。
本当に歩いてました。
その時の様子はインスタのストーリーやリールにてご覧になれます。
有頂天からの奈落の底へ
そうなんです、なかなかに理想的な物件のお話をいただきました。
家主さんもとても良い方で、改装も快諾。
しかし、そんな良い物件が残っていたのにはちゃんと理由がありました。。。。
改装前に耐震や雨漏りの工事が必要になるとのこと。
その見積もりを工務店さんに頼みました。
すると、、、
耐震と雨漏り、水回りや屋根などの必要な改修にとんでもなくお金がかかることが判明。
まだまだ若くて資金力もない自分たちには手に負えない額、、、。
一度は理想の物件が決まりかけて有頂天だった私たちは、奈落の底に叩き落とされました。
ちょうど尾崎はワンピース100巻を読んだ後だったので、カイドウに必殺技の引奈落(ラグナラク)を食らったルフィの気分でした。
途方に暮れる私たち。
神様は降臨した
しかし、そんな若くて無力な私たちを捨てないのが神様というものなのかもしれません。
なんとさかさま不動産を見たさっきとは別の不動産屋さんが、
この危なっかしい2人を見て声をかけてくださったのです。
使わなくなったゲストハウスがあるのですが、
どうですか?駅からも近いですし、今回は特別にお安くしておきます。
そして私たちは人まず活動の拠点であり、みんなのやりたいことを実現する場所として、この「秘密基地レンタルスペースうたかた」を構えることになりました。
うたかたの使命としては
・京都市の空き家問題を解決
・コロナで失われた大切なことを取り戻す
・やりたいことがある人が気軽にできる場所を作る
この3つがありますので、
まずは2つに貢献できる場所を作ることはとても意味のあることです。
それに、空き家問題とゲストハウス問題は京都市にとっても課題になっていることですので、それも予想外の形で貢献ができそう。
空き家に関しては、これから引き続き活動していく中でまた取り組んでいきます。
こちらもおすすめ

よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし
2022年1月23日
【うたかたインタビュー】デザイナー のし かつや さん
2021年9月20日